インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者らが今回、1998年から2018年までのデータを調べたところ、学童期の子どもの死因の約26%が牛乳であることが分かった。この死因の割合が最も高いのは15歳未満の子どもだった。
研究者らは、「1992年以降、ピーナッツやナッツによる死亡者の割合は減少しているが、牛乳による死者数は増加している」と指摘している。
研究者らは、ほとんどの幼児は成長するにつれて牛乳アレルギーになるが、このアレルギーは食物のアナフィラキシーで亡くなった大人の死因の中で4分の1以上を占めていると述べている。
この研究では、一定の期間内に約10万2000人が中毒で入院したことが分かった。そのうち、原因が食品であるケースが全体の3割を占めている。