フェイスブックは、オーストラリアのメディアと住民はフェイスブックにニュースリンクを投稿したり、国内および外国のニュースをフェイスブックで見ることが禁じられているとの声明を発表した。
フェイスブックの声明では「(オーストラリアで)提案された法案は、われわれのプラットフォームと、それをニュースコンテンツ共有のために使用しているメディアとの関係を根本的に誤解している。法案はこの関係のレアリア(事実)を無視する法律に従うことを試みるのか、それともオーストラリアの当社のサービスでニュースコンテンツの使用許可を停止するのかという厳しい選択を突き付けた。心苦しいが、後者を選ぶ」と述べられている。
一方、グーグルは先にオーストラリアの同法案に反対していたが、コンテンツの使用料の支払いに関してメディアと契約を結び始めた。グーグルは、同社の「ニュース・ショーケース」サービスにメディア企業ニューズ・コーポレーション傘下のザ・サン、ウォール・ストリート・ジャーナル、タイムズ、オーストラリアンなどの記事を掲載することに対して使用料を支払うことでニューズ・コーポレーションと合意した。なお、取引の金銭条件は公表されていない。
グーグルは、オーストラリアのメディア最大手ナイン・エンターテインメントとも記事の掲載について契約を結んだ。メディアの報道によると、グーグルは年間3000万ドル(約32億円)を支払うことで合意した。
フラットフォームに対してメディアへのコンテンツ使用料の支払いを義務付ける法案は、近日中に可決される見込み。