日本 パナソニックが人と一緒に暮らす「弱いロボット」を開発

「弱いロボット」 - Sputnik 日本, 1920, 20.02.2021
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パナソニックは16日、コミュニケーション型ロボット「NICOBO(ニコボ)」の開発を支援するクラウドファンディングを開始した。技術系メディアサイト「ギズモード」が報じている。

「NICOBO」は、20センチほどの球体に短い尻尾を持つロボット。パナソニックと豊田市技術科学大学の岡田美智男教授と共同開発中のコミュニケーション型ロボットだ。内部には顔を認識するカメラの他、声を認識するマイク、日光に反応するセンサーが搭載されており、バッテリーで駆動するという。

このNICOBOに話しかけると、言葉をまねたり、尻尾を振ったり、時にはおならもする。さらに気分次第で、撫でても反応しないことがあるという。

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自動車業界のニュースサイト「レスポンス」によると、岡田教授は「弱いロボット」の研究を進めてきたという。その根底には「便利すぎる生活は、どこか生かされた感じがしない」という思いがある。開発者らは、どこか頼りないけれどかわいくて放っておけない、弱さと不完全さを併せ持つことで、人の優しさや思いやり、強さを引き出すロボットの開発を目指しているという。

パナソニックのアプライアンス社スマートライフネットワーク事業部の増田陽一郎主幹は、NICOBOを「一人暮らしをする人や高齢者など、幅広い年代の人たちに使ってほしい」と語っている。

開発支援のクラウドファンディングは3月18日までだが、すでに目標金額の1000万円を突破した。NICOBO(限定320台)の発送は2022年3月頃を予定している。

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