ミャフコフ氏は2月18日、モスクワ市内の自宅で突然意識を失って倒れた。妻のアナスタシヤ・ヴォズネセンスカヤさんが救急車を呼んだものの、手遅れだったという。享年82歳。
Любимый миллионами народный артист России Андрей Мягков скончался на 83-м году жизни.
— 🇷🇺Сокотов Спартак-IV (@spartik4) February 18, 2021
Актер потерял сознание ночью и скончался в своей квартире на ул. генерала Ермолова в центре Москвы на руках у жены Анастасии Вознесенской. Она вызвала "скорую", но врачи не смогли спасти актера. pic.twitter.com/AiTfS8iyw8
長年にわたって活動してきたモスクワ芸術座でのお別れ会後、故人は市内のトロエクロフスコエ墓地に埋葬される。訃報に触れ、ウラジーミル・プーチン大統領やミハイル・ミシュスチン首相をはじめとする政治家や著名人、俳優らが哀悼の意を表している。
故人を良く知るニキータ・ミハルコフ監督はリアノーボスチ通信の取材に応じた中で次のようにコメントした。
彼はどんなメッセージであれ、すぐにキャッチして反応してくれた。しかも、才能あふれる形で! 同じく、即興で自分を追い込んで、そこからどうやってはい出てくるか、それは実に見ものだった。
また、モスクワ芸術座のセルゲイ・ジェノバチ芸術監督は故人について次のようにコメントした。
彼はユーモアとアイロニーを巧みに感じ取り、どんな役柄であれその多様さを見つけられる人物であった。そして、自分自身であることを忘れない人であった。
ミャフコフ氏は1938年、レニングラード市(現在のサンクトペテルブルク市)に生まれた。モスクワ芸術座付属演劇学校を卒業後、ソヴレメンニク劇場で俳優として活動した。1977年にはモスクワ芸術座に移籍。エリダール・リャザーノフ監督の映画『運命のアイロニー、あるいはいい湯を』(1975)や『残酷なロマンス・持参金のない娘』(1984)に出演して国民的人気を手にした。
Ушёл Андрей Мягков
— Геннадий Михайлович (@Gennadiy_V1) February 18, 2021
1938-2021
Вечная память. pic.twitter.com/hcnIYYSiz4
映画『カラマーゾフの兄弟』(1969)では三男のアレクセイ・カラマーゾフを演じ、国際的にも知られていた。