バーの所有者は直ちに改装を中断し、発見について考古学者らに報告した。学者たちは作業に取り掛かり、数カ月間をかけて古代の壁の汚れを少しずつ取り除いた。白い石灰の壁には幾何学模様が刻まれ、天井には八芒星の形をした穴があいているのが見つかった。
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— Paco Puentes 📸 (@pacopuentesfoto) February 17, 2021
Las obras de un bar de Sevilla desvelan un baño islámico del siglo XII decorado en su totalidad https://t.co/z5MTFtINxG a través de @el_pais por @MargotMolinaM pic.twitter.com/Bs3oNGKSJF
専門家のアルバロ・ヒメネス氏によると、このトルコ風呂には、これまでにイベリア半島で見つかったすべてのトルコ風呂よりもたくさんの装飾的要素が残っていた。これはムワッヒド朝がイベリア半島南部を支配していた12世紀の建築の洗練された例だという。エル・パイス紙が報じた。
バーの所有者の1人、アントニオ・カストロさんは記者団に、この古代の建造物を保存する意向だと語った。カストロさんは、1923年にセビリアで開業したこのバーでトルコ風呂が見つかったことをとても誇らしく感じており、「かつてはかなり有名なバーだったが、これからは12世紀のトルコ風呂でもあるこのバーに人々が立ち寄り、ビールまたはグラスワインを飲めるようになる」と語った。
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