海上保安本部によると、21日午前5時頃、日本の領海の接続水域を航行していた中国海警局の船舶4隻のうち2隻が、尖閣諸島の久場島の沖合で日本の領海に侵入した。同船は日本の漁船に接近する動きを見せたという。
同日9時現在、同船はは、久場島の西約2キロ、西北西約3キロの日本の領海内を航行している。海上保安本部は領海を出るよう警告を続けている。
中国海警局の船が尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入したのは1月以来9回目だという。
2月1日に施行された同法により、中国海警局は外国船舶に対し武器の使用が認められた。
尖閣諸島をめぐる日本と中国の領有権争いは、私有地だった尖閣諸島を日本政府が2012年9月に購入して国有化した後、悪化した。国有化を受け、中国では大規模な反日デモが起こった。国有化後、中国船は尖閣諸島周辺を常に航行しており、定期的に周辺水域に侵入している。
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