21日、尖閣諸島沖合で中国海警局の船2隻が日本の領海に侵入した。中国海警局の船が尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入したのは1月以来9回目。
カービー報道官は23日の記者会見で「誤算や物理的な損害にもつながるおそれがある。中国に対して海警局の船を使った行動をやめるよう求める」と述べたうえ、「日本を支持する」と強調した。
中国では2月1日に外国船に対する武器の使用を海警局に認める「海警法」が施行。中国の最高国家権力機関である全人代常務委員会により1月に採択された。
尖閣諸島をめぐる日本と中国の領有権争いは、私有地だった尖閣諸島を日本政府が2012年9月に購入して国有化した後、悪化した。国有化を受け、中国では大規模な反日デモが起こった。国有化後、中国船は尖閣諸島周辺を常に航行しており、定期的に周辺水域に侵入している。