従事している仕事の種類とアルコール接種の間にどういった関係があるかを調べようと研究者らは2006年から2010年の間にUKバイオバンクのデータベースに登録された40歳から69歳の10万人以上のデータを分析した。
調査では摂取量が多い男女のアルコール指数は1週間に35以上50と定められた。1指数は10ミリリットルないしは8グラムの純アルコールで、例を示すとコップ1杯のワインないしはジョッキ1杯のビールに含有されているアルコールは1から3指数となる。
男性で最も高いアルコール摂取指数 が示されたのは建設や生産、清掃に従事する労働者で、逆に最も低い指数は聖職者、インターン医師、物理学者、地質学者、気象学者だった。また女性で最もアルコール摂取量が多いのは幹部職、中間管理職で、最も飲まない職業は学校の教師、医師、研究者だった。
調査を率いたリバプール大学のアンドリュー・トンプソン氏は「この調査によって政治家、雇用者にはどのセクターが最もアルコール摂取レベルが高いかのイメージがつく」と指摘し、アルコール摂取予防プログラムが最も功を奏しやすい職業セクターの見極めに一役買うと語っている。