同報道官によれば、この組合の発足は猫たちの法的根拠を文化施設に定める力となるという。同報道官は、「このことは、まだ確固たる公道に立っていない私たちの同僚(ネコ)に、そこに立つ可能性を与える」と強調した。また、ハルトゥネン報道官は、将来的に博物館のネコ組合が全ロシア的になることを否定しなかった。
現在、ネコたちは国立エルミタージュ美術館や他の博物館、文化・歴史施設で勤務している。たとえば、サンクト・ペテルブルクの国立歴史・文化記念碑管理・使用および保護委員会のセルゲイ・マカロフ代表は、彼の機関にも所属のネコがいると述べ、「私たちのネコは集団の快適さと友好的環境問題委員会の委員長の相談役という名誉職を務めている」と強調した。
エルミタージュ美術館のネコの歴史は、18世紀のはじめにピョートル1世がオランダから冬宮にネコを連れてきたことに遡る。その後、ロシア皇帝エリザヴェータ・ペトロヴナが「宮殿へのネコの派遣に関する勅令」を発効した。エルミタージュ美術館の創設者であるエカチェリーナ2世は、ネコに画廊警備という役を付与した。
関連ニュース