フェイスブックの豪メディアのページに投稿されていた全てのニュースが完全に復活し、マスコミ各社はニュースの投稿、配信の機能を利用できるようになった。同社の今回の決定は、前日に豪議会で可決されたデジタルプラットフォームにおける同国メディアの取り扱いに関する法案の修正を受けたもの。
また、同社はオーストラリアの複数の独立系メディアと初のコンテンツ支払契約に署名したことを明らかにした。
フェイスブックは18日、豪政府がメディアの取り扱いに関する法案を実施する意向を示したことを受け、同国内の全ユーザーを対象に、国内外のニュースの投稿、閲覧、配信機能を停止した。しかし、豪政府が法案の修正を行ったことで、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)とジョッシュ・フライデンバーグ豪財務長官は23日までに合意に達した。同社はこの法案修正を受け入れ、同国メディアに支払いを行うことで合意した。
オーストラリア連邦議会は25日、メディアとデジタルプラットフォームに関する法案を承認した。これは、同国メディアとグーグルやフェイスブックとの間で対価に関する交渉がまとまらない場合に対処するため豪当局が提案していたのを受けたもの。