国際グループの専門家メンバーらは、武漢市への調査訪問時に、おそらくこの人物からウイルスの拡大が始まったと見られる、いわゆる「発生元患者」と面会したと語った。
チェンという名の武漢市住民は2019年12月8日に発症した。同氏は、彼や彼の近親者らのだれも、以前、ウイルスの発生元とされた樺南県の海産市場には行っていないと述べた。
そのため専門家らは、市内でのコロナウイルスの拡大は同市場での感染爆発が記録される以前にはじまった可能性があるとの結論に至った。
また、男性は、彼の両親は別の市場で買い物をしていたが、この市場自体がどこに位置するのかは専門家はまだ知らないと指摘した。
新型コロナウイルスの感染爆発が武漢市ではじめて確認されたのは2019年12月だった。当初、新しいウイルスの発生源は海鮮市場と考えられていた。しかし、WHOは、この市場がコロナウイルスの発生源であるとする調査データを保持していないことを表明している。