グラフィティには服務者がシーツをつなげて長くしたロープを伝って脱獄を図る様子が描かれている。ロープの先にはタイプライターが結び付けられている。デイリーメール紙が報じた。
Looks like a new #Banksy outside of Reading prison. Looks like a depiction of Oscar Wilde escaping what was the Reading Gaol in the late 1800s pic.twitter.com/4OfEWjZ7Fm
— Paul Monaghan (@TrailsurferUK) March 1, 2021
レディングの刑務所はヴィクトリア朝の歴史的建造物。最近、刑務所の周りで行われている抗議行動が行われていことから、地元民はバンクシーがこれを見ようと訪れていたのではないかと推測している。レディングの刑務所は2013年からすでに使用されていない。市の評議会はこれを文化施設に作り替えたい意向だが、建物は法務省に所属しており、同省は商業的なバイヤーを探している。
オスカー・ワイルドは1895年、卑猥行為を咎められ、この刑務所に1年半服役した。服役中にワイルドは有名な詩『レディング牢獄の唄』と『獄中記』を書き上げた。『獄中記』はワイルドの死後に出版されている。
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