CPACのイベントは南部フロリダ州オーランド市にあるハイアット・ホテル内で先週末に開催された。報道によると、イベント開催後にホテル側はボイコットを告げる脅迫状を多数、受け取っているという。ホテル内に設置されたステージがナチス・ドイツで使用されていた勲章の1つと類似していることが批判の理由とされている。
I hope @TheDemocrats @POTUS govern in a way that they feel no obligation to work with @CPAC @GOP supporters or sympathizers. A Nazi sign at their annual convention? You cannot reconcile with unrepentant fascists. Shame on you Wicked Republicans, Evangelicals & all supporting this pic.twitter.com/v8KJlsVLnT
— Michael McBride (@impastormike_) February 27, 2021
批判を行った女優のひとり、ユダヤ系のロザンナ・アークエットさんはホテル側に対して「ボイコットはさけがたい」とコメント、今後はハイアット・ホテルを利用しないと宣言した。女優のデブラ・メッシングさんも批判のコメントを投稿し、ナチス・ドイツとの関係性は「偶然ではない」とコメント。
一方、ホテル側はナチス・ドイツとの類似性がSNSで指摘されたことを受け、イベントの主宰者に懸念を伝えていたという。一方、主催者側は関係性を真っ向から否定したとのこと。
CPACを主催した米国保守連合(ACU)のマット・シュラップ議長はツイッターへの投稿で、ナチス・ドイツとの比較に憤りをあらわにし、「陰謀」だとして反発している。
ドナルド・トランプ元大統領は2月28日、CPACのスピーチ討論会で演説を行い、2024年大統領選に出馬する可能性があることを明らかにした。トランプ氏が退陣後に演説を行うのはこれが初めて。
CPACのスピーチ討論会は2024年大統領選への立候補を狙う政治家らが集う場となっている。マイク・ポンペオ元国務長官を含め、これまで主要な共和党議員が演説を行ってきたが、マイク・ペンス元副大統領は参加を拒否している。