3月3日、ロシアのフィギュア女子、 2020年欧州選手権金メダリストのアリョーナ・コストルナヤ選手(17)がプルシェンコ氏のチームを離脱。現在、古巣のトゥトベリーゼ氏のチームへの復帰の可能性をめぐって交渉が行われている。
コストルナヤは2017年からトゥトベリーゼ氏のチームでトレーニングを受けていたが、2020年7月に突如、プルシェンコ氏の率いるアカデミーに移籍し、周囲を驚かせた。2020/21シーズンはコロナウイルスに感染したため、ロシア選手権を棄権。またロシア杯では6位に甘んじ、3月のストックホルムでの世界選手権への出場権を逃がした。
3日、コストルナヤはトゥトベリーゼ氏と自身のチームへの復帰の可能性について話し合った。ロシアのスポーツ専門TVチャンネル「マッチTV」の報道によれば、コストルナヤは両親を伴わず、単独で元コーチとの交渉にのぞんでいる。コストルナヤをトゥトベリーゼ・チームに復帰させるか否かの決定は、明日4日、他のコーチら、チームが所属するリンクの幹部らとの合同会議の場で採られる。
コストルナヤ自身はトゥトベリーゼ・チームへの復帰の可能性についてコメントを退け、「私は何も断言しませんし、否定もしません。このテーマについてはお話しません」と語るにとどまった。
ソ連功労コーチのタチアナ・タラソワ氏はこれについて、コストルナヤは復帰問題を話し合う前に元コーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏に謝罪すべきと辛口のコメントを出している。「彼女は国中に向かって、大声で(トゥトベリーゼ氏のもとを)去ると宣言したんですから、今度は国中に向かって詫びるべきです。許しを乞い、親方の決定を待つべきです。」