今年のベルリン国際映画祭は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により今月と6月の2回にわけて実施。1日から5日にかけてオンラインで15の作品が公開され、審査員によって受賞作が選ばれた。
審査の結果、濱口竜介監督の映画「偶然と想像」が、最優秀作品賞(金熊賞)に次ぐ審査員大賞(銀熊賞)に輝いた。
The Silver Bear Grand Jury Prize goes to "Wheel of Fortune and Fantasy" (Guzen to sozo) by Ryusuke Hamaguchi. #Berlinale
— Berlinale (@berlinale) March 5, 2021
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「偶然と想像」は、「魔法(よりもっと不確か)」、「扉は開けたままで」、「もう一度」の3つの短編作品からなる映画で、それぞれ「偶然」と「想像」をきっかけに物語が動き出していく。
濱口監督は、神奈川県出身の42歳。2008年、東京藝術大学大学院の修了制作作品「PASSION」が国内外の映画祭に出品され、注目を集めた。その後も震災をテーマにしたドキュメンタリー映画など、多くの作品を手がけてきた。また去年、ベネチア国際映画祭で監督賞(銀獅子賞)に選ばれた黒沢清監督の映画「スパイの妻」では、共同で脚本を担当した。
授賞式は6月、ベルリンで開催予定の一般向けの上映イベントの中で行われる。
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