英王室が声明を発表、ヘンリー王子夫妻の発言を深刻に受け止める

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バッキンガム宮殿 - Sputnik 日本, 1920, 10.03.2021
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英サセックス公爵夫妻(ヘンリー王子とメーガン妃)が米テレビ局の特別インタビューに応じた中で、王室関係者から人種差別を受けたと発言した点について、英国王室は内容を深刻に受け止めているという趣旨の声明を発表した。

英国王室のスポークスパーソンはサセックス公爵夫妻のインタビュー発表から2日後、ようやく声明を発表した。声明の中で、王室がヘンリー王子とメーガン妃の発言を重く受け止めていることを明らかにした。

ここ数年の間にヘンリーとメーガンが経験した苦労の大きさを知り、王室全体が深い痛みを覚えています。特に、人種問題を含め、提起された問題は懸念を呼ぶものです。もちろん、回想の一部に意見の違いはあるものの、そうした問題を深刻に受け止めており、王室はこれらの問題をプライベートな形で解決していきます。ハリー、メーガン、アーチーが王室にとって愛すべき家族であることに変わりはありません。

波紋を広げているインタビューは米国で7日夕方に放送された。インタビューの中でサセックス公爵夫妻はセンセーショナルな発言をいくつか行い、英国王室の威信を著しく損なったとして批判が相次いでいる。

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インタビューの中でメーガン妃は生まれてくる子供の肌の色に関する懸念をヘンリー王子の親類から伝えられたことを明らかにした。また、メーガン妃は自殺を考えたことがあったにもかかわらず、救いの手は差し伸べられなかったとコメントした。また、ウィリアム王子の妻、キャサリン妃による虐め被害にもあったとのこと。

​また、夫のヘンリー王子も父、チャールズ皇太子に子供の件で電話をしたにもかかわらず、相手にされなかったとコメントした。

市場調査を行う英YouGov社の調べでは、インタビューの内容について、英国人のおよそ大半が「不適切」と考えていることが分かった。


1月8日、ハリー王子とメーガン妃は、サセックス公爵とサセックス公爵夫人の爵位は維持したまま、英王族の称号を返上すると発表した。夫妻は、高位王族の地位から退き、経済的に自立する意向を表した。

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