昨年に引き続き、今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参列者の人数を制限して執り行われた。
日本時間午前10時過ぎから始まった大法要には遺族の代表や東京都の小池百合子都知事、墨田区の山本亨区長らが参列し、犠牲者を追悼した。また、慰霊堂のある都立横網町公園にも手を合わせようと多くの一般の参列者が訪れた。
#東京大空襲 から今日で76年。東京都慰霊堂では大法要が行われています。今年は #新型コロナウイルス 感染拡大防止のため堂内は関係者のみに。一般の参列者は外で手を合わせていました。 pic.twitter.com/CnSS0bgdAB
— 東京新聞←2㍍→写真部 (@tokyoshashinbu) March 10, 2021
参列した小池都知事は挨拶で「私たちにはこうした戦争や災害の記憶を決して風化させることなく、次の世代へ語り継いでいく責任がある」と述べた。
1945年3月10日、東京都内の下町などの住宅密集地に米軍の爆撃機B29が飛来し、大量の焼夷弾を投下した。この空襲で約10万人が犠牲となり、被災家屋は約27万戸にのぼった。