男らはそれぞれパリ市郊外とマルセイユ市で逮捕された。報道によると、逮捕された男のうち1人はフランスに対する憎悪から、軍を対象とした攻撃を計画していたことを認めたという。当局は捜査の過程で、男がSNSのテレグラム上で「急進的な人々」のグループチャットに参加していたことを突き止めた。男は過激派組織「ダーイシュ」(=IS、ロシアで活動禁止)に対する有志軍の作戦にフランスが参加したことへの「責任を取らせる」ことを望んでいたという。
もう1人の男はテロと関連したプロパガンダの文章を多数、所有していたとのこと。現時点での捜査結果によると、男はアルジェリア出身で、シリアのテロ組織に合流することを希望していたとのこと。ただし、男はフランス国内で「強硬策」に出るため、最近になってシリアへの移動計画を放棄したという。他の若者らと交流する中で、男はフランスでいくかつのテロ行為を計画し、標的についても言及していた模様。
若者らはいずれも10日に拘束され、13日の初公判に出廷した。現在、非合法のテロ組織を結成した容疑がかけられている。
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