「生理の貧困」解消へ 明石市と豊島区が生理用品を無料配布へ

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経済的な理由で生理用品が買えず、日常生活に支障をきたす女性の「生理の貧困」が関心を集めている中、東京都豊島区は15日、生理用品の無料配布を始めた。また、兵庫県明石市でも4月から無料提供する方針。朝日新聞が報じた。

生理用品を満足に買えず日常生活に支障が出る、いわゆる「生理の貧困」がコロナ禍の現在、国内外で社会問題として関心を集めている。

男女共同参画担当大臣、生理用品支援で文科・厚労省と連携しながら検討

こうした中、豊島区は新たな取り組みとして、15日より防災備蓄用の生理用品の配布を開始した。生理用品を保存用ビスケットなどと合わせて袋詰めにしたものを730セットを区役所の窓口で配布する。その際、本人証明等の提示は必要なく、窓口の前に設置された専用カードを見せるだけで受け取ることができるという。

また、兵庫県明石市も公明党からの要望を受け、市立小中高校や養護学校の保健室で配布したり、JR明石駅前の多目的トイレなどに設置する方針。朝日新聞によると、明石市は今年の消耗品購入の予算の残りを生理用品の購入にあて、不足した分は補正予算を組んで継続するという。

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