東京五輪・パラリンピック組織委員会は、25日に行われる聖火リレーの出発式典について、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため一般の観覧を見送り、無観客で行うと正式に発表した。先に、日本の複数のマスコミがこれについて報じていた。
最初のランナーは、2011年のサッカー女子W杯ドイツ大会で優勝した当時の日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが務めることになっている。
このうち米リーグでプレーする川澄奈穂美選手は、聖火リレーへの参加を辞退することを表明した。川澄選手は自身のツイッターで「未だに感染症問題が収束せず、アメリカ在住ということもあり、この判断をいたしました。我慢の日々が続きますが、みんなで踏ん張りましょう」などと述べた。
改めまして、2021年3月25日の聖火リレー走者を辞退いたします。
— 川澄奈穂美 Nahomi Kawasumi (@NahoKawasumi_9) March 15, 2021
未だに感染症問題が収束せず、アメリカ在住ということもあり、この判断をいたしました。今はとにかく一日も早いこの事態の収束と皆様の健康を願っています。
我慢の日々が続きますが、みんなで踏ん張りましょう! https://t.co/GTiADciehI
このほか、海外でプレー中の岩渕真奈選手、熊谷紗希選手、永里優季選手は入国制限やリーグ戦の日程などを理由に参加を断念した。
聖火リレー出発式典は25日、福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)に行われる。聖火リレーは日本全国を121日かけて巡る。しかしながら、各地で著名人などのランナーの辞退が相次いでいる。
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