同長官は、ラ・レプッブリカ紙のインタビューに、「私たちは8件の死亡例と4件の重症例を確認し、そのうちの数件はワクチンの接種を受け数日が経過している。現在、調査の確認が行なわれているが、遅れが生じており、私たちは速やかな情報と書類の収集を開始した」とコメントした。
マグリニ長官は、この間に散発した否定的な事態を受け、一連の欧州各国がアストラゼネカ社製ワクチンの使用を中止し、調査のために中断を行ない、その後再開するよう申し出たことから、同ワクチンの使用中止の決定は「政治的な課題」であると強調した。
世界保健機関(WHO)のマーガレット・ハリス報道官は12日、アストラゼネカ社が開発したワクチンがもたらす利益は否定的なデータを上回るとし、ワクチンの使用を継続するよう各国に呼びかけていた。
これまでアストラゼネカのワクチン使用を一時停止した国は次の通り。アイスランド、イタリア、エストニア、オーストリア、スペイン、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、フランス、ブルガリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク。