「現段階でWHOはアストラゼネカ製ワクチンのメリットはリスクを上回ると考えており、接種の継続を進言する。」同機関の声明にはこのように書かれている。
WHOは、アストラゼネカ製ワクチン接種後に一連の患者に症状として現れた静脈血栓塞栓症は世界で3番目に多い循環器疾患であり、この症状とワクチンの因果関係を明確に示すデータは現段階ではないと強調している。
WHOはアストラゼネカ製ワクチンの安全性に関する最新情報を得るため、欧州医薬品庁および世界の調整機関と常時コンタクトをとっている。
アストラゼネカ製ワクチンの安全性についてはWHOのグローバル諮問委員会も18日に独自の見解を発表することになっている。