NHKによると、柏崎刈羽原発でテロなどを防ぐためのセキュリティー対策に不備があった問題で、東京電力は18日、4段階評価の中で「最も深刻」なレベルとする規制委の暫定評価に反論はないことを明らかにし、これにより、最も深刻なレベルとする評価が確定した。
規制委は今後、東京電力に原因究明などのさらなる対応を求めていく方針だという。
規制委は16日、柏崎刈羽原発で昨年3月以降、テロ対策などとして外部からの不正侵入を検知する設備が故障していた可能性があることを発表した。
原子力規制委員会はことし1月、同原発で作業員が誤って侵入者を検知する設備を損傷させたと東京電力から報告を受け、現地で立ち入り検査を実施、その結果、損傷した検知設備とは別に複数の検知設備が昨年3月以降壊れていた可能性があり、代替措置が取られていなかったことが判明、最も深刻なレベルの暫定評価を示し、東京電力に評価への反論などの意見を求めていた。