ライエン委員長はメディアグループ「Funke」へのインタビューで「予定されている輸出を禁ずる可能性がある。これはアストラゼネカ社へのメッセージでもある。まずは欧州との契約を履行し、それから他国への供給を始めるように」と釘を刺した。
ライエン委員長は、アストラゼネカ社の新型コロナワクチンについて、同社が第1四半期でEU諸国に供給できたのは合意数の30%に過ぎないと強調。しかしこの間にも、EU諸国ではパンデミックの第3波が始まっていると指摘した。
ワクチン供給が遅れていることから、EUはアストラゼネカ社に対し契約履行問題に関する書簡を送ると警告。