「これまでと変わらず、重要なのは開発者の国籍ではなく、ワクチンの安全性と有効性だと確信している。それを確認できるのは医薬品に関する規制当局のみ。いずれにしても、今後現れる他のワクチンと同様、スプートニクVについてEMAが迅速な決定を下すよう期待している。」スペランツァ保健相はトリノの「La Stampa」紙のインタビューで述べた。
20日、伊ラツィオ州ニコラ・ジンガレッティ知事は、数日のうちに、ローマのラザロ・スパランツァーニ記念国立感染症研究所での「スプートニクV」試験実施に関する合意が締結されると明かした。
今月2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。製薬の効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。
関連ニュース