研究者らは1999年から2014年までの国民の健康状態についての世論調査にあたり、20歳以上の1万1000人を超える市民のデータを分析した。
女性で筋肉質で中性脂肪値の高い場合は筋肉も少なく、脂肪値も低い人より心臓病による死亡リスクは42%低かった。逆に筋肉質だが中性脂肪値が低い場合は、筋肉も脂肪も脆弱な人と比較しても死亡リスクに変わりはなかった。
男性の場合、筋肉質で中性脂肪値が高い人は筋肉脆弱で中性脂肪値の低い人より心臓病による死亡リスクは26%低かった。筋肉質だが脂肪値は低い場合も心臓病による死亡リスクは60%低かった。
データからは、心臓病による死亡リスクと脂肪値、筋肉の量の相関関係は男女では異なることが明らかになった。