同地区の調査は2019年に始まった。それ以来、発掘現場では、500点以上が見つかっており、それらは金や銅、翡翠、象牙などで作られていた。
発見物の分析では、それらは3000年以上前に作られたが、かつて中国に存在したことが判明している文明との関連はまだ明らかになっていない。
研究者らは、古代の文明人らが中国南西部に暮らし、隣人らとの相互交流が密接であったという事実に驚かせた。しかし、他民族間での物質的な文化交流は確認されていない。このほか、研究者らは、一連の人工物に描かれたシンボルの解明にも成功していない。
研究者らは、発見された文明は、おそらく数千年は存在した可能性があるが、有力な歴史資料でこの文明について言及しているものはないと予想する。そうしたことから研究者らは、中国の歴史はこれまで考えられた以上に複雑である可能性があると見ている。