バイデン大統領は「戦術的理由」により5月1日を期限として米軍部隊をアフガニスタンから撤退させることは困難になると発言した。
米国はアフガニスタンに部隊を派遣している関係国、および北大西洋条約機構(NATO)加盟国と協議しているという。
なお、長期的に部隊を駐留させる考えは否定している。ただし、完全撤退の具体的な日程については言及しなかった。
そこに長期的に駐留させる考えはない……我々はいずれ去る。問題はいつか、ということだ。
米軍がアフガニスタンを去るのは、「完全な形で安全になった時」とした。
2020年2月末、米国とタリバンは18年間に及んだ戦争の末に和平協定をカタールで調印した。和平協定には、アフガニスタンから14カ月内に外国人駐留軍を撤退させることに加え、捕虜の交換後にアフガニスタン政府と反政府勢力の間で対話を開始することなどが盛り込まれている。
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