ホワイトハウスの発表には「大統領は中国とロシアを含む対外政策上の共通利益について協働する意向を伝えた」と記されている。
加えてバイデン大統領はトルコ、南コーカサス、東欧、西バルカンについても米国と欧州連合の連携を強化させる必要性を指摘したという。そのほか欧州理事会では新型コロナウイルスのパンデミック、気候変動の脅威、経済関係についても協議が行われた。
また、公開で行われた記者会見の場でバイデン大統領は台湾情勢や南シナ海を含むその他の問題について中国の責任を追及する姿勢を強調した。
民主主義国は結束する必要がある。近く、私は民主主義の同盟国を招聘し、将来について検討を行うつもりである。我々は明確に示す必要がある……中国の責任を追及し、ルールにのっとって行動させるという姿勢を。これは南シナ海、台湾に関する合意、その他、一連の問題を含んでいる。
またバイデン大統領は中国の習近平国家主席に対し、対立は望まないものの、厳しい競争に応じる意思はあることを伝えたという。
我々はいくつかの点について意見交換を行った。そこで私は対立を望まないことを再び彼(習近平国家主席:スプートニク日本編集部)に伝えたが、非常に厳しい競争になることは分かっている。
2月にバイデン大統領は周国家主席と最初の電話首脳会談を行っていた。
関連ニュース