共同通信によると、正栄汽船は26日に記者会見し、「日本時間で27日夜の離礁を目指している」と表明した。
正栄汽船が所有するパナマ船籍のエバーギブン号は23日、スエズ運河で強風にあおられて座礁し、運河の両岸の間を斜めにふさいだ。
スエズ運河の管理当局は25日も離礁作業を続け、タグボート8隻が参加し、掘削機も使用して運河の一方の岸にめりこんだ船首部分を引っ張り出すために泥や砂などの除去を行った。
スエズ運河では、合計4億ドル(約437億円)超分の石油を積んだタンカーが立ち往生している。正栄汽船は、世界の貿易に支障をきたしていることを謝罪した。