スエズ運河庁のオサマ・ラビア長官は27日、10隻のタグボートによって離礁を試みていると明らかにした。ラビア長官は、船の大きさや船上のコンテナの数によって状況が複雑になると指摘した。
情報筋によれば「上げ潮と引き潮という要因は船の動きに大きく影響を与える」という。
「タグボートでの作業により動きがあったので、今日は船が動くと期待している。深夜の満潮時にタグボートで曳航すれば、船は航路の中心に動くと思う」と情報筋は語った。
座礁したのは現役最大級のコンテナ船「エバーギブン」。全長400メートルのこの船は23日、運河をふさいだ状態で座礁。紅海と地中海を行き来する船舶が進めなくなっている。
船を所有する日本の正栄汽船は「日本時間で27日夜の離礁を目指している」と表明していた。
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