発表によると、レイノルズは2017年にクライアントから取引所での取引名目としてビットコインを受け取ったが、返金しなかったという。当時のビットコインの価値は1億4300万ドル(約157億円)、現在は12億ドル(約1316億円)と見積もられている。
3月2日の裁判所決定により、レイノルズには4億2900万ドル(約470億円)とクライアントへの賠償金1億4300万ドル(約157億円)の支払義務を課せられた。また今後、CFTCの規制下にある市場すべてにおいて登録および取引が禁止となる。
一方でCFTCは、裁判所の罰金および賠償決定は被害者の損失補填にはならない恐れがあると指摘。その理由を「違法者には十分な資金あるいは資産がない可能性がある」ためとしている。またレイノルズの現在の所在地は不明であるとブルームバーグは報じている。
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