調査団によれば、ウイルスはアルマジロ、ミンク、猫から検出されており、これらの動物または別の動物がウイルスを人へ仲介した可能性がある。
AP通信によれば、コロナウイルスの発生経路として調査団が可能性があると割り出したシナリオは4つで、ウイルスが別の動物を介して人間へ感染したとする説が最も有力とされている。ウイルスの伝播がコウモリから直接人間へ行われたというシナリオは「ありうる」と評価されており、食品を通して拡大したというシナリオは「ありうるかもしれないが、信憑性は薄い」と評価されている。
実験室からCOVID-19が洩れて拡大したという説については、WHOは信憑性が低く、調査の必要はないとしている。
コロナウイルスに発生源を突き止めるために武漢を視察したWHO調査団のレポートは明日、3月30日に公表される。