記者らに対しシェルバコワ選手は、リンクの1歩目はとてもぎごちなく、転倒や失敗が彼女を気落ちさせたが、難しいエレメントを何度も繰り返すことで申し分のないレベルに引き上げることができたと語った。彼女によれば、完璧を目指すことだけが大会での演技に安定性をもたらすという。
また、シェルバコワ選手は、演技中にしっかりとした思考を失わないことが重要と語った。ストックホルムで開催された世界選手権で、彼女は4回転ジャンプを2回準備したが、最初のフリップで転倒したことから、ジャンプ・ コンビネーションでリスクを負わないようにし、2つのトリプルジャンプで高得点を得た。シェルバコワ選手は、そのためにもリンク上では正確な計算が求められると強調する。
苦しいシーズン後、ロシア選手権出場と世界選手権への準備を新型コロナの重症後に取り組まねばならなかったことから、若きチャンピオンは祝日を返上することはしなかった。しかし、彼女にとって最良の祝日はフィギュアスケートを楽しむことであるのを記者たちは知っていた。シェルバコワ選手は、日本で開催される世界フィギュアスケート選手権への出場を夢見ている。同選手は、「これは感情の安息となります。それでも私は最大限全力を尽くし、できるすべての演技を披露します」と語った。
記者らにシェルバコワ選手は、ストックホルムの選手権最終日の28日に彼女は誕生日を迎えたと述べた。この日、人生初となった世界王者の金メダルが17歳の彼女にとってかけがえのないプレゼントとなった。シェルバコワ選手は、花火で飾った誕生日ケーキをリンク上で届けてくれた仲間のネイサン・チェン選手の気づかいにとても感動したとコメントした。彼女はチェン選手に魅了されていると率直に認めた。シェルバコワ選手は、「私はドキドキしながら彼の演技を見ていました。私にとってこれは素晴らしい経験です。彼の演技を見れるなんて本当に幸せです」と語った。
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