報道によると、ナイキはMSCHFを商標権侵害で米連邦裁判所に提訴した。
MSCHF x Lil Nas X "Satan Shoes"
— JustFreshKicks (@JustFreshKicks) March 26, 2021
-Sole contains 60cc ink and 1 drop of human blood
-666 individually numbered pairs
-Releasing 3.29 at 11am ET pic.twitter.com/YHqhc7nPBu
この改造スニーカーの名前は「サタン・シューズ」。これはナイキのエアマックス97を改造したもので、そのオリジナルに五芒星のようなペンダントが施され、ソール部分には人間の血が1滴含まれている。
またこのスニーカーには「ルカ10:18」という文字が入っているが、これは悪魔が天から落ちてきたという一文がある新薬聖書のルカによる福音書第10章18節を指している。
同局によると、MSCHFはソール部分に同団体のメンバーから採取した血液1滴が含まれていることを確認している。また、このスニーカーの価格は1018ドル(約11万2200円)で、29日の発売後すぐに666足すべてが完売した。
またこの今回の訴訟は、MSCHFだけを対象としたもので、リル・ナズ・Xさんは被告とされていない。訴えの内容によると、この「悪魔のような」スニーカーによってナイキ製品のボイコットを求める声が上がっているが、これはナイキがこの改造スニーカーの販売を許可あるいは承認したと誤解されているためだという。ナイキはこの「サタン・シューズ」とは何の関係もないと強調している。
me after the nike lawsuit pic.twitter.com/XVLjHlSrru
— nope 🏹 (@LilNasX) March 29, 2021
また、リル・ナズ・Xさんは、この「悪魔のような」スニーカーに関するニュースに関して、アニメ「スポンジ・ボブ」の登場キャラクターが「冗談を言っただけなのに…皆さん、冗談だと分かっていますよね」と言うシーンをツイッターに投稿している。