スウェーデン医療品局は、アストラゼネカのワクチンは成分の変更は改称後にも一切行われてはいないものの、パッケージやラベルは今までのワクチンに使われていたものと異なることがありうると指摘している。
アストラゼネカ製のワクチンは多くの国が続々と使用の一時停止を行っており、一番最後に使用一時停止を決めたカナダでは55歳以上の市民への使用を停止している。カナダの専門家らのデータではアストラゼネカのワクチンによって血栓の生じる確率は10万人に1人だが、以前の試算では100万人に1人とみられていた。
アストラゼネカのワクチンによって血栓が生じる事態が続いたため、欧州諸国では同ワクチンの使用を一時停止または停止が相次いでいる。一方でアストラゼネカ側は、接種した市民170万人以上の健康状態をしらべた結果、肺血栓塞栓症、深部静脈血栓症、血小板減少症の起きるリスクが高まった例はないとワクチンの安全性を主張している。