これより前、オーストリアのセバスチャン・クルツ首相はロシアのドミトリー・リュビンスキー大使との会談の結果、同国は来週にも「スプートニクⅤ」の発注を行う可能性があると語っていた。
セケレシュ代表は、「スプートニクⅤ」購入の可能性をオーストリアが有していることを喜ばしく思うとして、次のように語っている。
「我が国には独自の評価を行うことのできる専門家らがおり、国による登録も可能だ。私は欧州医薬品庁の審査が長引いた場合、オーストリアは(スプートニクⅤの)接種をすぐにも開始できると確信している。」
「我が国には独自の評価を行うことのできる専門家らがおり、国による登録も可能だ。私は欧州医薬品庁の審査が長引いた場合、オーストリアは(スプートニクⅤの)接種をすぐにも開始できると確信している。」
ロシア開発のコロナウイルス・ワクチン「スプートニクⅤ」は3月4日より欧州医薬品庁で段階的な鑑定工程に入っている。欧州医薬品庁は欧州市場で使用するワクチンの承認作業を行う機関。以前に欧州医薬品庁はスプートニクⅤが最短期間で評価を通過するよう期待を表していたものの、未だに承認は下りていない。
2月2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。製薬の効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。