ヴイオノヴィチ代表いわく、コロナウイルスは基本的にはヒトからヒトに感染するものの、ウイルス自体は人獣共通感染症であるため、ヒトと動物の間の感染もありうることがわかっている。ただし何が仲介しているかは特定されていない。
「感染した人間と接触した ミンク、 イヌ、イエネコ、ライオン、 トラとタヌキといった動物のなかには陽性反応が示される例がありました。他の種類の動物へのウイルスの影響は現在、調査中です。」ヴイオノヴィチ氏はこう語っている。
ヴイオノヴィチ氏は、「感染の仲介者となる恐れのある他の動物を見つけ出し、将来、爆発的な感染蔓延を防ぐために重要なのは動物の中でもどの種類がウイルスに感染しやすいかを把握すること」と指摘している。
3月31日、ロシアは世界初の動物向けのコロナウイルスのワクチンを登録した。ワクチンは2020年10月の段階の治験で好成績を挙げていた。このワクチンによる免疫は6か月有効性を発揮する。