京都大学病院によると、肺移植を受けたのは関西在住の女性患者。昨年末に新型コロナウイルスに感染し、呼吸状態悪化により関西の別の病院に入院した。体外式膜型人工肺(ECMO)が必要な状態になり、ウイルス検査で陰性となった後も後遺症で両肺が収縮して硬くなり、元に戻る見込みがなくなったという。
患者には肺以外の臓器に障害はなく、意識ははっきりしていた。家族から臓器提供の申し出があり、今月5日に京大病院に転院。7日に夫と息子の肺の一部を移植した。現在は集中治療室に入り、2カ月で退院できる見込みという。
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