BBCによると、過去7年間、億万長者が最も多い都市は米ニューヨークだった。ニューヨークの億万長者の数は99人で、総資産額は北京よりも800億ドル(約8兆7260億円)多い。しかし北京は、わずか1人ではあるが、2021年までに億万長者の数でニューヨークを上回った。
BBCは、中国が1位となり、世界で最も億万長者の数が多い都市となることができたのは、新型コロナウイルスの封じ込めにおける成功、テクノロジー企業の増加、株式市場のおかげだとの見方を示している。
Forbesのリストによると、北京で最も裕福な人物は、動画投稿アプリTikTokを運営する中国のテクノロジー企業ByteDanceの創業者兼CEOの張一鳴(Zhang Yiming)氏。同氏の資産は倍増して356億ドル(約3兆8860億円)になった。
なお、ニューヨークで最も裕福なマイケル・ブルームバーグ元ニューヨーク市長の資産は、590億ドル(約6兆4400億円)。
中国と米国の全体的な億万長者の数を比較した場合、現在のところは米国がリードしている。米国の724人に対して中国は698人。一方、中国はその差を引き続き縮めている。億万長者が最も多く住む国ランキングの3位はイタリア。BBCが報じた。
先に「スプートニク」は、新型コロナウイルスのパンデミックで資産が増加した製薬大手のトップらについて報じた。