沖縄県によると、国立感染症研究所がことし3月下旬、米カリフォルニア州で初めて検出された新しい変異株を県内で発見していたという。
同日本の検疫ではこれまで米国やメキシコからの入国者で16例検出していたが、検疫外では日本国内で初めてとなる。
玉城デニー知事は9日記者会見を開き、「どのような変異株であっても拡大を食い止めなければならない」とし、今後の対策について県の対策本部会議で検討すると述べた。
また玉城知事はこの変異株と米軍基地との関係について、「米軍由来かどうかということは報告されていない」とした上で、「かかる状況になるとすれば当然、米軍に対しても変異株の検査などもしっかり行うよう求めていきたい」と述べた。
NHKによれば、この変異株は強い感染力を持つとされており、世界保健機関(WHO)が英国や南アフリカ、ブラジルでそれぞれ確認された3つの変異株に次ぐ「注目すべき変異株」として懸念している。
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