例えば、接種率が80%である企業には、北京市当局から緑色のステッカーが渡される。一方、接種率が40~80%の企業には青いステッカー、40%以下の企業には赤いステッカーが貼られる。
北京当局は数週間前、このステッカーを導入した。同市のあるレストランのマネージャーは、ガーディアン紙の取材に対し、店舗に緑色のステッカーが貼られ、これが売り上げに貢献していると述べている。「お客様はここで食事しても大丈夫だと受け止めている」と語っている。
国産の新型コロナウイルスワクチンを複数開発している中国では、すでに1億4500万人以上がワクチンを接種している。中国当局は、6月までに中国の人口の約4割にあたる5億6000万人にワクチンを接種するという目標を掲げている。
これよりも前、中国では、健康状態や移動履歴に応じて、緑、黄色、赤などの色を表示するモバイルアプリの利用が開始した。公共の場や交通機関を利用する際には、そのアプリを提示する必要があるという。