ロイター通信の引用によると、王室の専門家であるヒューゴ・ヴィッカー氏は「女王が退位しないことは誰にでも保証できる。女王が健康であるということは確かなので、運が良ければ、できる限り長く女王であり続けるだろう」と述べた。
この意見には、エリザベス2世の治世を描いたNetflixの人気ドラマシリーズ『ザ・クラウン』でコンサルタントを務めた歴史家のロバート・レイシー氏も賛同している。
レイシー氏は「女王は公務から少し離れるかもしれないが、チャールズ皇太子とウィリアム王子が行事に参加することが多くなるだろう。しかし、女王は確実にその座を維持する」と述べた。また「女王は非常に宗教的な人物でイングランド国教会の長であるので、戴冠式で行った宣誓は破ることはできないと考えている」と指摘した。
エリザベス2世は父ジョージ6世の死後、1952年に25歳で女王に即位。2016年にタイのプミポン国王が死去した後、在位最長の君主になった。4月21日で95歳となる。
エリザベス女王の夫フィリップ殿下が9日、ウィンザー城で亡くなった。100歳の誕生日まで約2カ月だった。
女王とフィリップ殿下は2017年に結婚70周年を迎えた。おふたりはチャールズ皇太子、アン王女、アンドルー王子、エドワード王子の4人の子どもに恵まれた。
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