人権団体によると、主要都市のバゴーでは9日と10日の抗議活動であわせて83人が死亡した。被害は10日に集中しており、1日の間に82人が犠牲になった。この結果、2月5日に抗議活動が始まってからの死者は701人に達した。いずれもAAPPが実際に確認した数字であることから、被害の実態はさらに深刻な状況になっている模様。
政権を掌握した国軍は、非常事態宣言が解除された後に総選挙を行うとの意向を表明した。国軍は前回の総選挙の結果を再び確認し、新たな総選挙の投票によって合法的に選出された政党に政権を譲渡する。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、ミャンマー国軍によるクーデターについて、同国で達成された民主化の進展を損なっているとの懸念を示している。