その担当者は、「同市の郊外でメスのオオカミが男性を襲ったのは、9日の夜のことだった。散歩に出かけた夫婦は、夜の10時半頃、動物が近づいてくるのに気がついた。奥さんは犬だと思ったが、夫の方はすぐにオオカミだと分かった」と語っている。
オオカミは男性に突進し、足を噛みつき始めたという。
「男性は全てきちんとやってのけた。すぐにオオカミの顎を外し始め、地面に押しつけ、首を絞めようとした。男性は状況に見事に対処した」
男性は足を怪我しており、すぐに救急車を呼んだ。一方メスのオオカミは、検査のため回収された。
「男性もメスのオオカミも狂犬病であることが分かった。男性は狂犬病の予防接種を受けていたので、大事には至らない。(中略)私は1987年から獣医の仕事をしているが、オオカミが狂犬病を発症していたケースはこれが初めてだ」
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