日本政府はこれより前、福島第一原発の処理水を十分に除染してから海洋に放出することを決定した。
中国外務省は声明の中で「日本の隣国であり、関係国として、中国はこの件に関し深刻な懸念を表明する」としている。
中国外務省は、海洋は人類の共通の財産であり、原発処理水の放出については日本国内のみの問題ではないと強調している。
「日本側に対し、自身の責任を認識し、科学的アプローチに基づいて国際社会における自身の責務を果たし、しかるべき方法で国際社会や隣国、また自国民の深刻な危惧に対応するよう求める。」
中国はまた、福島第一原発の処理水について方針を見直し、すべての関係国およびIAEAと協議をしたうえでコンセンサスが得られるまで海洋放出を始めないよう求めている。
声明では「中国は今後も国際社会とともに進展を注意深く観察し、今後の策をとる権利を有している」と結んだ。
日本による原発処理水の海洋放出は2023年頃を予定。
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