20代の頃からボディビルやベンチプレスの大会に出場していた白川さん。その後両親の介護のため10年間ほど競技から離れていたが、60歳を過ぎてから再び競技を再開。本格的なトレーニングの日々が始まった。
そんな中、白川さんは2019年に千葉県で開催された世界ベンチプレス選手権大会マスターズで、「マスターズ4(70歳~79歳)」59キロ級に出場。それまでの大会記録だった105キロを上回る122キロの世界記録を樹立した。
また、ことし3月に兵庫県明石市で開催されたクラシックベンチプレス選手権にも出場すると、日本記録を更新しみごと優勝を果たした。
現在、白川さんは稲作農家として働く傍ら、自宅で腕立て伏せやダンベル、ベンチプレスなどのトレーニングメニューをコツコツとこなしている。「自分がどこまでやれるかという挑戦ですし、チャンピオンである限り、負けられないという気持ちもあります。それが頑張れる秘訣だと思います」と語っている。