文大統領は、相星孝一駐韓大使から信任状を受け取った席で、「言わずにはいられない」とし、日本側に韓国の立場を伝えるよう要請した。
韓国大統領府の康珉碩(カン・ミンソク)報道官は「文在寅大統領は本日、日本の相星孝一駐韓大使に対し、事故が発生した福島第一原子力発電所から汚染水を海洋放出するという日本の決定に関する韓国政府と国民の憂慮を表明した(中略)大統領は、地理的に最も近く、海を共有している韓国の憂慮は非常に大きいと述べた」と発表した。
韓国大統領府の康珉碩(カン・ミンソク)報道官は「文在寅大統領は本日、日本の相星孝一駐韓大使に対し、事故が発生した福島第一原子力発電所から汚染水を海洋放出するという日本の決定に関する韓国政府と国民の憂慮を表明した(中略)大統領は、地理的に最も近く、海を共有している韓国の憂慮は非常に大きいと述べた」と発表した。
韓国は13日、日本政府が福島第一原発の処理水の海洋放出を決めたことについて、「一方的な措置」と批判し、強い遺憾を表わし、「容認できない」との立場を表明した。韓国外務省はすでに13日、相星駐韓大使を呼んで抗議していた。
日本政府は13日、福島第一原発の処理水を大量に海洋放出することを公式に決定した。汚染水から放射性物質を除去したうえで放出するとしている。日本による原発処理水の海洋放出は2023年頃を予定。中国外務省は福島第一原発の処理水について方針見直しを求めている。
「グリーンピース・ジャパン」は福島第一原発の処理水を海洋放出するとした日本政府の決定について、福島県住民および国民、アジア太平洋諸国住民の「人権と利益を完全に無視している」と厳しく批判した。