同相によれば、演習中、3隻の原子力潜水艦は厚さ50センチ程の氷を砕いて同時に浮上する必要があった。
ショイグ国防相はこの出来事の詳細について、「これらの道標の1つに白熊が接近し、長い時間、その周りを歩き回っていた。潜水艦が下から浮上しなければならなかったちょうどその場所に熊がいたことから、この熊を追い払う必要があった。熊はそこにいて、自由を感じていた」と語った。リア・ノーボスチ通信が同氏のコメントを報じた。ショイグ国防相は、すべてはうまく事が運んだと述べた。潜水艦は半径300メートル内で浮上し、白熊が関心を示した道標は潜水艦のキャビンのちょうど上に確認された。
ロシア地質学会も参加した演習「ウムカ-2021」は、フランツ・ヨシフ諸島とゼムリャ・アレクサンドリ島、そしてそこに隣接する水域で3月20日から実施されている。
この間、通信社「スプートニク」は、世界大戦にそなえた米軍演習の様子を報じている。