レオナルド社の米国支社では、世界初となる民間用双発ティルトローターAW609の商用利用に向けた作業が引き続き進められている。製造および人員のトレーニングを目的にすでに8,000万ドル(およそ87億5,000万円)が拠出された。現在、レオナルド社では量産用の最初のサンプル2機の組み立てを行っており、この2機が型式証明を受けることになるという。
バーティカル・マガジンによれば、双発ティルトローターAW 609は、2003年の春に試作機の初飛行に成功。その時点で高度は7,600メートル以上、速度は時速560キロに達した。
レオナルド社には、すでにAW609に対する50件以上の発注が入っているが、最初の納入先はブリストウ・ヘリコプター社になると見られる。
ロシア独自の転換式航空機の開発については、「スプートニク」の過去の記事でお読みいただけます。